子供が絵を描く、大人が絵を描く、この違いは何でしょうか、僕はこう思います、心で描くか、技術で描くか、これは気持ちの問題です、心で描くということは素直な気持ちで描くということです、技術で描くということはうまく描いてやろうという邪念で描くということです、さてどっちの絵が上手い絵であり、どっちの絵が旨い絵でしょう、、、、
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4回にわたるレッスンの内容
レッスン1いろいろなタッチで描いてみる
ここでは初回ですのでまずは描いてみることで書くという行為になれることが目的です
なれるということは素直に向きあうということです
ですので色々試して
自分に好きな
自分のお気に入りの描き方を探す作業ですね
どんな強さのタッチが好きか
どんなスピードで描くのが好きか
どんな道具で描くのが好きか
どんな色で描くのが好きか
いろいろと試してみました
その結果自分が描いたタッチと友達や周りの人が描いたタッチと比べてみて
自分よりうまいか下手か
自分よりうまい人がいたら
思いっきりマネをしましょう
上手い人を見つけたということは
いいものミッケです
自分にないものを気にいったのであれば
思いっきりマネをして自分のモノにしてしまいましょう
ちなみにここでは自分の幅(キャパ)を広げることが目的です
人マネは大切な勉強ですからね
それともう一つ大切なことは
気に入ったものを見つけるということが大切なことであって
人が描いたものと自分が描いたものを比べて優劣をつけるということではないのです
あくまでも好き嫌いでいいのです
嫌いだからといってその嫌いな絵(タッチ)を描いた友達が
絵が下手ということではないので勘違いをしないように
絵に上手い下手はありません
心で描いたタッチに優劣はありませんよ
好き嫌いでいいのです
レッスン2外に出て草木に触れ合う
2回目は外に出て自然に触れることを体験しました
テレビ番組では多摩川に行って河川敷でいろいろなモチーフを描いたり
3回目のフロッタ―ジュをしたりしました
まずはモチーフを速く描く
素描をしました
素描とは簡単なスケッチでデッサンみたいに細部までしっかり描かなくていいので
早く仕上げることです
字で言うとメモみたいなものです
思ったことを忘れないように覚書するようなものです
心で描かないと速く伸び伸びとした絵になりませんので
とても大切なレッスンですからね
僕はここで花と草原の絵を描きました
そして風が吹いてきて風に吹かれている花と草原を
頭でイメージして描きました
想像で描くのです
風に吹かれているイメージをです
正確に描くのではなく
イメージで描くのです
正確に描こうとすると
その途端につまらない絵になってしまいます
自分のイメージを大切に描くことが一番です
レッスン3魔法の技法フロッタ―ジュとは
次はフロッタ―ジュ
一言で言うと写し絵です
上のパネルのように自分で凹凸のあるモチーフを探して筆記用具で上からなぞります
テクスチャーの訓練ですね
物の持つ質感を感覚的に覚えることができるのです
魚拓(ぎょたく)もこのテクニック(フロッタ―ジュ)です
レッスン4穴をあける(空間のアート)
さて4回目は僕のブログの記事の最終回です
番組ではシルバーナ・スペラーティさんが紙に穴をあけていろいろな物に応用する授業をしていましたが
僕は趣向を変えてファッションに応用してみました
テーマは穴です
今回は何かを描くではなく
空間を使う
空間もモチーフの一つであるということで穴をいかに使うかという内容です
Tシャツのわきの下に穴が開いてしまい
それを使っていろいろな着こなしを提案するという内容で紹介しました
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本当に大切なものは何
さてここまで4回にわたって記事を書いてきました
シルバーナ・スペラーティは番組の中で自分が絵を描きません
この奇跡のレッスンの意味するところはいったい何なのでしょうか
僕はNHKのこの番組
NHKドキュメンタリー – 奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたちのアート編
をたまたま見ていたのですが
最初から最後まで見終わったときにまず思ったことは
自分と考え方が似ている人だな
ってことなんです
だからこのシリーズでYouTube動画とブログで自分なりにまとめてみたいな
と思い今回で5回にわたって描き進めてきました
番組のとても良い内容に共感を持ったわけです
ですので、自分の素直な気持ちで記事を書き進めることができました
シルバーナは番組の中で
絵も描かず具体的なアドバイスもしません
していることはただ一つ
子供たち一人一人の個性をひきだすことなのです
シルバーナさんは子供たちの個性を引き出す手伝いをしているだけなのです
ですので番組の趣旨は
シルバーナが意図することは
自分の個性を引き出す
これがこの番組(レッスン)の趣旨でありテーマなのです
だから僕もそのレッスンの内容と同じテーマでこの記事を書き進めてきました
今回の記事5回にわたって
僕が何度も言っている言葉があります
- うまく描こうと思ったとたんにつまらない絵になってしまう
- 心で描くことが大切
- 技術はいらない
- 素早く描く
これらはどれも頭で考えないで感覚で描くということなのです
4回目のTシャツの穴あきにしても
頭で考えてしまったら
穴の開いたTシャツなんかみっともなくて着れるか
になってしまいますね
僕は絶対に大切な服は捨てません
ならばどうすれば大切にできるのか
ここで考えるのです
活かすためにはどうすればいいのか
誰だって人よりうまい絵が描きたいに決まっています
でも上手い絵ではなく
旨い絵が大切なのです
人が見て感動する絵は
じょうずな絵
ではなく
うま味のある絵
なのです
じょうづな絵を求めたらきりがありません
上には上がいます
しかも上手なだけの絵は感動しません
そこに心が宿った絵だからこそ人は感動するものなのです
だから人より上手な絵を目指すのではなく
自分だけしか描けない絵を目指すことが大切なのです
だから心で描くのです
だから子供のように心で描く絵を目指すのです
大人になったとたんに筆が進まなくなった経験はありませんか
上手く描こうと思ってしまうから
素直に描けなくなってしまったから
だから筆が進まなくなってしまうのです
子供も大人も変わりません
だかが、20年や50年早く生まれてきただけではないですか
心で描く準備さえできればいつでも素直な絵を描くことができるのです
これは絵だけではありません
人生にとって大切な心構えです
本当に大切なものは自分の個性です
人生も絵も同じです
本当に大切なものは個性です
自分だけの個性が大切なのです
個性は自分だけが持ち合わせた
自分が一番得意なものです
自分が得意な分野
自分が得意な絵のタッチ
自分が得意な着こなし
自分が得意な料理
どれもこれも自分だけが持ち合わせた
人にはできない自分だけのものなのです
それが自分の個性です
だから自分の個性が一番大切であり
自分だけしかできないことは人のためにもなるのです
誰にもできない自分しかできない手助けもできるのです
これが自分の個性です
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