日比谷公会堂2016年5月22日pm:400~ピンクフロイド降臨する、70年代のピンクフロイドのオリジナルメンバーがいなくても原子心母は降りてきた、原始神母に乗り移り、、、
シド・バレットがいないピンクフロイドと比べるのは小暮武彦に申し訳ないくらい
原始神母のパフォーマンスは素敵だ
やはり、プログレッシブロックは神に一番近いアートだと実感する、最近のロックはポップすぎる1980年代になってからのロックシーンはポップが中心になり大切なものを表現するミュージシャンがいなくなった、せめてトリビュートでもコピーでもマネでもカッコつけ出もいいから
本当の神に近いアートを表現してほしい
そんなものに飢えていた俺にとっては、神の降臨でしかない、、、、このイベントは、、、、
ピンク・フロイドのオリジナルメンバーは原始神母のことをどう思ってるかは知らないが、音の再現性は、神業である
シンセサイザーの使い方がここまでオリジナルに近づけられれば文句の言いようはないであろう
いや、もはやオリジナルなどはどうでもいい
大切なのは俺の頭の中を引っかき回してくれるサウンド
ぶっちゃけ、日本人離れしている、プレイヤーの面々はもちろんのこと、最高のパフォーマンスをしてくれたのは、ヴォーカルの二人の女性だ
この二人、ミヲリとレイナのハモリはまさに絶品だ
ミヲリの深く力強い声量のある甘美なジュワッとするような美声
レイナの輝いたシルバーのナイフのような輝きに満ちた美声
その二つの声がハモッタとき
そうだ、レイナの輝くナイフの美声に絡みつくように歌い上げる甘いはちみつのようなミヲリの美声が震える、その時、、、、、、、、
この瞬間、まさに神の降臨現象が日比谷野音に舞い降りた
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下の写真のクレア・トリー(Clare Torry)がオリジナルの「The Great Gig In The Sky」虚空のスキャットを歌い上げた本物である
クレア・トリー(Clare Torry)
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今回のコンサートで凄い声を表現してくれた、オリジナルに決して負けていない二人の女性ヴォーカル
それがこの二人の女性ヴォーカル
成冨ミヲリとラブリー・レイナだ
この二人がツインでかもしだす微妙な音質(声質)の違いが、今回のこのバンドのメインディナーだ
成冨ミヲリ
画像引用→http://pinkfloydtrips.com/band/naritomi.html
成冨ミヲリ:東京生まれ:東京藝術大学美術学部卒 :アートディレクター:デザイナー:イラストレーター:アニメーター(3D、2D):シンガー:物書き
http://naritomi.info/index.html
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ラブリー・レイナ
画像引用→http://pinkfloydtrips.com/band/reina.html
バンド「Mt.デリシャス」の女性ボーカル。
http://iflyer.tv/ja/artist/44785/about/
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僕がプログレにはまった1970年代は世の中が今よりも綺麗だった
ピンクフロイドのアルバム
が発売された年だ
日本で言うなら昭和の時代、世界で言うなら米ソ冷戦、湾岸戦争はあったが、イスラムとキリストがまだ仲が良かった時代
あのころはそんな時代でありながらも
今よりはましな時代でありながらも
僕らには数々の不平不満があった
なんで人間てこんなにも愚かなんだろう
汚い奴らが平等ではない世界を創り
そしてそんな奴らが世界を支配している
そんな時代に生まれたアーティストからの提案
一つの時代を象徴するパフォーマンス
その目的は
新しい世界を、、、次の世界を、、、そんな世界を創造することができる音楽
それが
プログレッシブロックだ
その意味は
前衛的、、、新しい世界、新しい考えの人間、、、、
それをつらぬいて生きてきたミュージシャンがプログレッシブロックミュージシャンだ
しかし平成になり1990年に入ると、益々人々は心を失ってきた
本来、成長するべき人間の魂(ソウル)たちが、後退してしまったとしか言いようのない、そんな人間社会を作りだしてしまった
今回のこのコンサートはそんな今の世界を横目にどれだけの物語を作りだしてくれるか
これからの人間の生き方にかかわる大切なイベントだったのだ
そんなことを考えて、このコンサートのことを見守った奴らがどれだけいるだろうか
原始神母はそんな素晴らしい一員の一人としてこのイベント、いやこの物語を引きたてた一人である
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【Live】原始神母「Echoes Part1」@150826Chicken George
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木暮武彦
参加ユニット: レッド・ウォーリアーズ (1985年から)、 レベッカ (1982年 – 1985年)、 UNI (2008年から)
僕は小暮武彦のことはよく知らない、それよりも原始神母というミュージシャンすら知らなかったつい先日までは、、、、、、、、、
ついでに言うと小暮武彦は、杉咲花の父親なのだ、NHKの朝ドラのとと姉ちゃんの出演者で末の妹役の女の子だ
だが僕が思っていることは
そんなことよりもこのイベントの持つ意味のことをもっと考えて、これから先の
子供たちの子供たちの子供たちへつながる
彼らは、そんなミュージシャンであり続けてほしい
トリビュートでもコピーでも何でもいいのだ、そこにオリジナル以上のものがあればいい
今のこのくだらない世界にとって必要性があればただそれだけでいい
そうだ、必要としている人がいることを行うことに意味があるのだ、それさえあれば
あとは愛するだけでいい
【Live】原始神母「Atom Heart Mother」@150826Chicken George
2016年6月1日追伸********
小暮”shake”武彦のホームページより
2016-05-23
満員の野音でフロイドを演奏するのは、現実離れした、夢のような時間だった。
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