レッド・ツェッペリンの空想科学小説「カシミール伝説」を執筆中ですが
ここでちょっとカシミール伝説の番外編としてレッド・ツェッペリンはなぜここまですごいロックバンドに成長したかを考えてみたいと思います
学生時代から一ファンとしてレッド・ツェッペリンを見てきてかれこれ数十年たった今も尚
なぜ僕はレッド・ツェッペリンにここまでいれ込むことができるのかを見直してみたくなったのです
レッド・ツェッペリンの名前の由来
ジミーペイジは当初ニューヤードバーズというバンドネームで行くつもりだったんですね
事実上、ヤードバーズが解散することになり最後までヤードバーズに籍を置いていたジミー・ペイジにとって新しいバンドを作るにあたってこれでいいと思ってました
ヤードバーズ時代からの付き合いで新しいバンドを作るにあたってジミー・ペイジが結成する新バンドのマネージャーになったピーター・グラントがヤードバーズというグループ名の権利を所有していたことも有り
ジミー・ペイジ本人もピーター・グラントとの信頼関係もありヤードバーズへの愛着もあったことが何よりの理由でした
こんないきさつでもわかるように伝説のロックグループであるヤードバーズの事実上の後継者はエリック・クラプトンの在籍していたクリームではなく
レッド・ツェッペリンだったってことなんです
エリック・クラプトンがヤードバーズの中心人物であるかのイメージがありますがクラプトンはヤードバーズが解散するだいぶ前にやめてしまっていますので、、、、
ではなぜ、レッド・ツェッペリンというバンド名が生まれたのでしょうか
これには様々な言い伝えや起源由来があるらしいのですが
まず思うことはヤードバーズの名前を引き継がなくてよかったということなのですね
全盛期を終えたバンドネームにニューを付けて活動して成功した例がないということ
僕が思うにはレッド・ツェッペリンとヤードバーズとではイメージが違い過ぎるのでやはりこれで良かったと思います
実力が上とか下とかそんな問題では無くて、、、、
それにニューを付けて成功したバンドはいないらしいです(笑)
しかし最初のころはコンサート(ステージ演奏)が先行していてニューヤードバーズという触れ込みで活動されていたようなのです、メンバーたちが了解したかどうかにかかわらず
そこでなんだかごまかしのようなこの空気がいやでジミー・ペイジが真剣にバンドネームを考えようと思いド真剣でみんなで考えだしたらしい
こんないきさつでバンド名がきめられていくんですが、なんだかとてもアナログというかハンドメイド的で世界一のロックミュージシャンって感じではないですね
そこでジミー・ペイジが考えたのが自らが雇っていた運転手が言っていた”レッド・ツェッペリン”というネーミング
なんでお抱えの運転手がレッド・ツェッペリンというバンド名にかかわっているのか
この運転手はリチャード・コールといいザ・フーの運転手を以前していてそのときにザ・フーのメンバーと新バンドを結成する話をしていて思いついた名前だったらしいのです
棚ぼたで思いがけないところから落ちてきた名前がレッド・ツェッペリンであり
さまざまないきさつで結局ジミー・ページの元にこのバンド名が落っこちてきたということなのです
その詳しい話はまた別の機会に話すとして今日はツェッペリンの成功の話ですので、、、、
とにかくこの4人のメンバーのバンド名が”レッド・ツェッペリン”であることが一番ふさわしいということで落ち着いたらしいです
ちょっと話をはしょり過ぎましたがめでたしめでたし
というのはこの名前レッド・ツェッペリンはなんだかわくわくするミステリアスな魅力がありますからね
ニューヤードバーズよりはぜんぜんいいです
響きがダサいこれではね!!
名前は大切です
イメージがミュージシャンのかもし出す雰囲気を作りますから
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評判
メチャクチャ悪い評判が多いロックバンドは人気のバロメーターですね
良いにつけ悪きにつけ噂話が沢山あるということは人気がある証拠
レッド・ツェッペリンはそういう意味ではチャンピョンです
ファンがいることはアンチもいる証拠であり
それだけ話題が多いということ
時代が1970年代に指しかかろうとしている時に
ビートルズもいない
クリームもいない
事実上アメリカを中心にしてロックという音楽シーンで世界を二分するのは
ローリングストーンズとレッド・ツェッペリンになったわけです
とくにクリームのようなハードなサウンドを穴埋めできるようなハードロックバンドは生まれてはいなかったわけです
もちろん人気のロックミュージシャンは腐るほどたくさんいました
しかし、極端に個性があり、ずば抜けたインパクトがあるロックミュージシャンは
レッド・ツェッペリン以外にはいませんでした
ローリングストーンズはミック・ジャガーを中心にロック界ではベテランの域に達していましたので
新しい話題性ということでは
ダントツにこの4人の新鋭ミュージシャンたちでした
しかもクリームやローリングストーンズと比べてもファン層が幅が広く
両者に決して引けをとらないどころか老若男女の人気を勝ち取っていました
クリームの音楽的テクニックとストーンズのセクシーな魅力を兼ね備えた過去に類のないミュージシャンだということですね
しかもビートルズには無い悪(わる)の匂いもかもしだしている
その悪の部分がマスコミの批判の元であり格好の餌食になったことも人気に輪をかけた要因の一つだってのです
ジミー・ペイジは自らの人気の秘密をこんなふうに分析していました
「クリームがいない今、ジミー・ヘンドリックスも評判が落ち気味で、そんな中レッド・ツェッペリンは雪だるま式にファンが増え続けてきた、まあ俺たちは、最も有利な時期に、最もふさわしい音楽を、最もふさわしい聴衆に演奏したというわけでこれらの要素が大きくレッド・ツェッペリンに貢献してきたということだ」
そんな中反レッド・ツェッペリン派の評論家たちは必死にツェッペリンの上げ足をとろうともがいていたわけで
計算された金銭製造機だとか
エセ・ミュージシャンの集まりだとか
ロバート・プラントのヴォーカルはドアーズのジム・モリソンの真似だとか
(当時、ジム・モリソンはアメリカで最も有名なハードロックのヴォーカリストだった)
そんな悪評の中で後には事実以上のレッド・ツェッペリンの暴力行為もちまたに広がってきたのです
そんな中でイースト・コースト(アメリカ東海岸)のロックライターであるエレン・サンタ―は
彼女の著書の中でツェッペリンの成功に触れた記事を書いたのです
「ツェッペリンは完全に計画されたプロモーション組織によって築かれたものに他ならない、すべてのメディアをコントロールする完全に作られたミュージシャンである」
しかしこの内容はレッド・ツェッペリンに対する無知な侮辱であると指摘したのが
レッド・ツェッペリンと共に行動をし取材活動をしていたリッチ・ヨークであり彼はこう語る
「ツェッペリンの成功はもちろん周りのプロフェッショナルな要素が無いとは言わない、だがジミー・ペイジを筆頭にした彼ら4人の音楽的なセンスと才能そして何よりも努力を全く評価していない」
さらに言う
「アメリカの若い聴衆たちはハードロックに対する耳が肥えている、そんな聴衆たちをバカにした意見はツェッペリンだけではなくファンすらも馬鹿にしている」
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時代と流れ(光の飛行船)
鉛の飛行船(lead zeppelin)から光の飛行船(led zeppelin)になる
最初に話したようにレッド・ツェッペリンの名前は色々な説があり真相は定かではない
が、です!!
最初に話が出たのが
鉛の飛行船になっちまう(重くて墜落してしまう)のがlead zeppelin
これも読みは同じでレッド・ツェッペリンなのですね
マネージャーのピーター・グラントがこれは縁起が悪いということで
導く飛行船にして同じ読みでled zeppelin
しかし当時はまだなかったと思ったら1962年にLEDはすでにあったらしいですね
LEDとは、Light EmittingDiodeの略で、日本語では発光ダイオードのことを意味します
だから僕は思うのです
Led Zeppelinは発光する飛行船であり、光で導く飛行船であると
これは僕の発明です(笑)
なんと素敵な名前でしょう
しかもレッド・ツェッペリンの音楽は重くヘビーでハードだ
しかもレッド・ツェッペリンの音楽は恐竜のようにあばれて動き蝶のように飛び回る
こんなレッド・ツェッペリンの音楽とバンド名がこれ以外には無いでしょうというぐらいぴったりマッチしています
クリームが去り
ヤードバーズも無くなり
ジミー・ヘンドリックスも亡くなり(1970年9月18日)
もちろんビートルズもいない
そんな中で唯一無二のハードロックを本気でやっている
時代と条件がすべてレッド・ツェッペリンを成功に導く結果になったのでしょう
そして一番のレッド・ツェッペリンの成功要因は、、、、、、、、
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成功の真因・人生観
名前の由来
世間の評判
時代背景
これらをもとに考えてきて最後にレッド・ツェッペリンの内部の要因を考えてみることにします
Read Zeppelin(鉛の飛行船)がRed Zeppelin(光の飛行船)になることができた真因をです
真因はジミー・ペイジのポリシーとメンバー全員の同じ生き方だったのではないでしょうか
そして5人目のメンバーであるマネージャーのピーター・グラントの存在がジミー・ペイジの信頼する大親友であったことでメンバー全員との信頼関係も末永く続くことができたこと
どんなに素晴らしいミュージシャンであってもロックバンドは一人ではできない
であるならばメンバーの一致団結がなければ長続きはできません
当たり前のつまらないことを言うようですが
解散していったロックバンドたちはこのあたり前のことができなかったことが解散の一番の原因です
それを証明するように1980年9月25日にジョン・ボーナムが亡くなるとジミーページはレッド・ツェッペリンとしての活動をやめる宣言をしました
その後何度か残ったメンバーで活動は行っておりますが
あくまでも一時的なもので実質のレッド・ツェッペリンは全盛期の1980年の年末には解散をしています
ジミーペイジが実行していた努力
この背景には真の要因として大切なものを守るという最も大切な努力が軸になっていたのでは無いでしょうか
最後にメンバーの一人一人の人観を書き添えたいと思います
ピーター・グラント
これからも4人と一緒に行動したい
彼らはそれぞれが完全なスターだから見守る必要がある
ジミー・ペイジは鉛の財布を持った変わり者だ
ロバート・プラントは牧場主という一面で地球を守ろうともがいている
ジョン・ボーナムは気が狂うほどビール好きで車好きで家族思いだ
ジョン・ポール・ジョーンズは世俗から離れて暮らす修道士のような人間だ
これら4人を見守り続けたい
ジョン・ボーナム
これからもたぶんずっと家族が大事でワイワイ騒ぐのが好きで何があっても変わることがないマイペースな自分でいること
ジョン・ポール・ジョーンズ
自分が納得するまでやり通すが穏やかにやめる、決して無理はしない、なぜって好きなものは家庭、カミさん、ワイン、食事だからそれでいい
ジミー・ペイジ
不思議な力を持った変わり者だからアレイスター・クロウリーが好きで世の中の悪に興味があるがそれを商売につなげる天才だ、だからみんなといるより本当は一人で旅に出たい
ロバート・プラント
世の中の流れが不幸になっているのは政治がどんどんダメになり人類が滅亡に向かっているがそれをロックと結びつけて解決するのは反対だ、ジョン・レノンのようになりたくないからさ、だが俺は今の世界を憎み平和を信じている
これらのメンバーの人生観であり生きざまがレッド・ツェッペリンを支えてきた本当の真実なのです
それぞれ違った強烈な個性でありだからこそほかにはないロックバンドが生まれたのです
そして一度はまってしまった世界中のファンは
二度と抜け出すことができない真因でもあるのですね
さてこの辺でレッド・ツェッペリンの成功の話は幕を閉じたいと思いますが
最後のロバート・プラントの人生観を僕は賞賛します
真の人生の成功とはお金儲けをしたり財産を築いたり有名にたったりすることではないからです
これまで僕は「愛と自由と平和」を願って生きてきました
今年60歳になるまでこの気持ちは変わりません
物心がついてから自分が生きている世界のあまりにも理不尽な矛盾に反発して来ました
僕はそんな自分を成功者だと思っています
自分が本当に正しいと思っていることを貫き継続することが真の人生の成功ではないでしょうか
金持ちになってもそれは人生の成功ではありません
破産してしまったら金持ちは成功者ではなくなってしまうのでしょうか
一度金持ちになった人が
一度有名になった人が
貧乏になったり
人気がなくたったり
そんな人生の変化が成功とは関係がないのではないでしょうか
人生の成功は物事や世間に左右されるものではないのです
自分自身の中にある考え方や信念が大切なのではないでしょうか
今のところ僕は人生の成功者です
死ぬ直前まで今の気持ちが変わっていなければ
僕は人生の成功者であり続けたと胸を張っていいたいです
これからも「カシミール伝説」で引き継いで書いていきます
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