インディゴチルドレンが曲を聴くときには必ず妄想歌詞を心に作ります
叙情性、幻想性、匂い立つような美にあふれた名曲はインディゴチルドレンそのものの感受性を表現している曲です
1970年代にイタリアで生まれたプログレッシブロックグループ
PFM(PREMIATA FORNERIA MARCONI (プレミアータ・フォルネリア・マルコー二)
River of Life~人生は川のようなもの~
この曲のイメージ(叙情性、幻想性)はインディゴチルドレンそのものを表現しています
曲の背景やアーティストの詳しいことはこのサイトをご覧いただくといいでしょう
http://youngrock.webcrow.jp/song/pfm.html
スポンサーリンク
歌詞の意味
「リヴァー・オブ・ライフ(人生の河)」
*River of Life
人生の河
雨滴より誕生する
その下深く
大地より集められる
しみこみにじみ出て
岩の間隙
湧き口よりほとばしる
処女のごとき流れ
きままに曲がり折れ
海まではまだ遥かな道のり
洞穴に峡谷
監獄のごとき絶壁
渦巻く滝の落下に
もみくちゃに投げ出されもする
沃野をよぎり
自らの進路のままに
河はうねり
自らの星のままに
そこには都市があり
そして橋も掛かる
艦船に小船
くすみ錆ついた心は
岸辺のクレーンに流れ寄る
かつての悪事も毒も
いまさら飲み飽いた
痛みも忘却の彼方
雨より生じ雨に帰る
旅路の終わりまでは
そう遠くはなさそうだ・・・
この和約の賛否はともかくとても素敵な曲であることは間違いないのです
YouTubeチャンネルでオリジナルを聞いていただければわかるでしょう
https://www.youtube.com/watch?v=vwxKGG7MBCU
アルバムのすべての曲は
https://www.youtube.com/watch?v=CFPYTxUlR2c
スポンサーリンク
人生は体と魂の共同体
一人の人生は体と共に朽ちて消えゆくものです
しかし一人に住みついていた魂には続きの物語が待っています
このPFMのリヴァー・オブ・ライフ(人生の河)の詩はメロディーと共にそのような言葉のイメージが組みこまれているような気がしてなりません
僕はこのように要約したいです
人生と川とを比較して
人の命と川の水を共通の要素として着目しているのです
これはメタファー(比喩)です
比喩とは
一つのものを別のものに例えて表現すること
であり
人と水を比喩して
時間と共に変わりゆく姿を重ね合わせているのです
そして
そこにはイデア(理念)が存在するのです
理念とは
ものの原型として考えられる、不変の完全な存在
であり
水は形を変えても普遍な存在であり
水という液体が気体にもなり個体にもなるが不変であるという事
そこで人はどうかというと
体という物質が老いてやがて土に戻る
その時点で一人の物質としての人生は終わりを迎えるのです
しかし水は水蒸気になって消えても
上空でまた気体になり
あるものは個体としての雪や氷になり
地上に舞い降りて地面に入りこみ川となり海になり
繰り返しの運命をたどるのです
水はある意味永遠にこれらの物語を繰り返します
人は体が土に帰って人生は終わります
しかし事実は違います
スポンサーリンク
人も水も転生輪廻
転生輪廻とは
生まれ変わって他の生を受けることをいいます
土に戻ったり灰になってしまったのは
物質としての人の体です
人は体とそれに宿る魂でできています
気体となった水の如く
身体という物質が死を迎えると
魂は死んだ物質から分離します
魂は気体の如く
上空に向かい
やがて新たな個体を得ます
浄化された一つの魂は
川の流れの如く新たな個体に入りこみ
新たな体と共同隊になるのです
転生(生まれ変わる)して輪廻(他の生を受ける)するのです
このPFMのRiver of Lifeはイタリアもバンドです
元キングクリムゾンのピート・シンフィールドが英語の歌詞をつけたのが
これです
River of Life
Rain was your birth
Gathered deep
Beneath the earth.
Search and seep,
Hollow stone
Issue and flow
Virgin stream
Meander free
It’s a long way to the sea.
Caves and canyons
Stark prison walls
Swirl and hurl you
From white cascading falls.
Across the plain
Sweep your course
River roll
Follow your star.
There’s a city
There’s a bridge.
Ships and barges
Dark rusty hearts
Feed cranes along your banks.
Waste and poison cloy where once men drank.
Forget the pain
From rain to rain
Journey’s end
Is surely not far …
インディゴチルドレンは曲を聴くときに自分で妄想歌詞を作ります
僕が作ったこのRiver of Life人生は川のようなものがこれです
人生は川のようなもので
生まれたばかりの水と同じように清らかな処女のようなもの
やがて川の流れの如く世間の荒波に流され
紆余曲折する
時には濁流の急斜面を走り
時には断崖の滝から落とされ
やがて色を持つ
どんな色になろうとも
水の元の色は清らかな透明色であるように
体と心が傷だらけになる時も
宿る魂の清らかさは変わらない
しかし人は濁色に惑わされながら
人生を走り続け
やがて死を迎える
しかし魂は海水が蒸発してやがて雨として地上に戻るように
新たな生命と共に地上によみがえるのだ
生まれ変わった体に宿る魂は上昇という変化を伴い
永遠に螺旋階段を上ってゆく
破壊と構築は永遠に繰り返される
★
スポンサーリンク
★