前回の投稿で
アクリル絵の具でTシャツに手描きをする時の注意事項として
絵具のにじみの話をしました
これはとても大切なことなので少し話します
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実際にTシャツに描きだす前に知っておいたほうがいいことだからです
今から書くくことを確認してから描きだすと
なるほどな~~って、思っていただけると思います
絵の具に限らず、にじみは日常良く経験しますよね
たとえば
服に醤油をこぼした時
お子さんが寝ている時に鼻血を出してシーツを汚した時
などなど
こういう突発事項はよくあることです
その時、あなたはどうしますか
僕は、自分の経験上なるべく素早く水で洗います
しかも汚れた部分を水に着けゴシゴシと揉みながら、、、
何もしないで乾くまで
何もしないで固まるまで待つと
成分(色)が定着してしまい
汚れが落ちづらくなる経験をしたことがありませんか
そうなのです
定着する前に繊維にしみこむ前に洗い落とせば
色が消えてなくなります
ここでポイントは乾く前に落とすことです
もう一つ別の例ですが
自転車に乗ってたら急に雨になり
家についてスカートやズボンに泥が跳ねて汚れたことはありませんか
このときぬれている時にこすると広がってしまいます
しかし、乾くまで待って触るとかたまりがポロンッて落ちることがあります
そうなんです、この場合は乾くまで待ったほうがいいのです
このように、衣類など繊維製品に予期せぬ汚れなど
何かしらのトラブルが起こったときには
それなりの対応策がありますね
一長一短でその都度対応策も様々、、、、
しかし、経験から判断してどんな対応が適しているか
瞬時に結論を出して行動します
わざわざ百科事典で調べたり、ネットでググったりしませんね(笑)
実は、Tシャツに手描きをする時も
このような判断が必要なのです
たとえば前回の投稿で例に出したにじみ
この場合、にじむかどうか試験をする
一度にじみがはみ出すと直らないですので
それではなるべくにじまないように描くには
どのようにしたらよいか
ポイントは三点ありま
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1)絵具の硬さを調整する
まずは絵具の硬さ
これは、お使いのアクリル絵の具がどんな状態かにもよります
ビンの容器、チュウブなど色々ですがまずは使うカラーを
準備したおさらに適量出しましょう
●買ったばかりの新品を使う場合
この場合は、いち度このまま描いてみましょう
水で薄めずに筆に絵具だけを付けてです
水分が少なすぎてうまく伸びない場合や
塊ができてしまうような場合
少しだけ水で薄めてよく混ぜます
●すでにあって開封したものを使う場合
このケースは絵具の硬さがまちまちですが
開封してから時間がたっていると
間違いなく固まりつつあります
状態を確認後、適量のお水で
少しづつ薄めていきます
くれぐれも少しずつです
薄まり過ぎたら絵具を足します
そしてよく混ぜます
●すでにあったが古すぎて完全に固形になっている
この場合はあきらめてください
使うのをやめましょう
ポスターカラーの場合固形絵具として別用途で使えますが
アクリル系の絵具の場合、一度固まると水で薄めてもダメですので
2)筆に着ける分量を調整する
程よい硬さ(水分量)の絵の具を用意したら筆に絵の具を付けますが
この際ムラなく混ざった絵の具を
ムラなく筆になじませることがベストです
筆の種類にかかわらずどんな筆でも(マル筆、平筆、いろいろありますが)
毛先だけではなく根元まで絵具を浸してください
お皿のはしで筆先をこすり余分な絵具を適度に落としてから描きましょう
分量は、条件により違いますので一度書いてみてくださいね
Tシャツの質感や描くスペースにもよりますから
3)描くときの筆圧とスピードを調整する
実際に描きだすとわかりますが慎重すぎて筆運びが遅すぎると
まっすぐに書けなかったりユラユラの曲がったタッチになってしまいます
チカラを入れ過ぎず思いっきり描きましょう
チカラの入れ具合は最初は適度に、普通の絵のように
紙に描くときより強くしないと生地に絵の具が付きませんので
まずはこんな具合に描きだしてみましょう、、、、、、
くれぐれも、なるべく広いスペースから(実験君!!)
下敷きを必ず入れてから描く
これだけは忘れずに、、、、、、
それでは次回はこの続きをまたすぐに書きますね、、
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アートの作品と学びと哲学について一言
突飛工房デコドルフィンではアートの学びと哲学を投稿しております、一言でアートといいましてもいろいろなとらえ方がありますが、ピカソのように作品はモノをではなく物語を売る、シルバーナ・スペラーティのように技術の前に考え方を学ぶそんなサイトにしてゆきたいと思います