手描きTシャツ10|アクリル絵の具をムラなく綺麗にベタ塗りしてみる

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10

Tシャツに手描きをするというテーマの記事も

これで10回目になりました

色々な雑談を交えて進めていますので

進む速度が遅いと思うそこのあなた、、、、

ごめんなさい

あまりいち度に進めるとアッこれを話すのを忘れてたなどと

あとからいろいろと出てきそうなので

マイペースで徐々に進めさせていただいております

そこのところよろしくお願いいたします

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アクリル絵の具はとても便利な絵具です

何よりきれいにぬれます

今日のタイトルにある”ベタ塗り”という言葉ですが

これは一言でいうとムラなく綺麗に無地を塗ることです

何色か色を重ねてぬる場合グラデーションといったりしますが

一色でムラなく綺麗に塗るときベタに塗るという言い方になります

色がプレーンなということでしょうか

飾り気のない気取らない自分丸出しの奴のことを

「べてな奴だな、お前は、、、」などと言ったりしますよね

そんなところでしょうか

しかし、絵を描くときには意外とこのベタ塗りが難しいのですね

絵の具の種類によって違いますがこのアクリル系の絵具は

ポスターカラー(水彩で乾いても水に弱い)と一緒で

透明度が無く、いわゆる不透明水彩ですので下地が透けづらく

綺麗に塗ることができます

透明水彩絵の具という種類はその逆で

重ね塗りをすることにより

立体感や

透明感や

奥行きを表現するために使います

ですので綺麗なベタ塗りには向きません

インクなどの生地にしみこむものもそのたぐいでムラになりやすいのです

そうそう、一つ言っておくのを忘れていました

アクリル絵の具を含むいわゆる絵の具は油絵具も含めてですが

すべて、”顔料系”です

顔料とは、

一言でいうと土台(生地や紙などの塗られるもの)に浸透せずに

土台の表面に付着しているだけしみこまないモノ

反対に、染料は土台に浸透してしみこむものです

特徴は

顔料は下地の色が見えにくい、色落ちしやすい

染料は下地の色に影響されやすい、色落ちしにくい

などなど、一長一短ですね

しかし、紙ならともかく布に描きなおかつTシャツになると

選択をしなくてはならないので

定着がいい染料のほうがいいのですが

染料系は定着剤などによる後加工が必要です

しかもモチーフを描く今回のテーマでは何といっても顔料のほうが

簡単で使い勝手がいいのですね

少し余談に、またもやなりましたが

予備知識としておぼえておくとよいですので、、、、、、

さて描き始めましょう

まずは、目の前にあるペンで描いた線描きにモチーフをとりだして

Tシャツに下敷きを入れましょう

確か4回目の記事で紹介した(Tシャツに手描きで描いてみる1) に書きました

ダンボールのようなものでいいですので

絵具が下の生地に映らないようにしてください

そして試しになるべく広い部分から進めます

細い場所と細かい場所は後回しで

まずは実験君を兼ねて広いスペースから描き始めます

そのわけは、絵具がにじむからです

どの程度にじむか、一度試して見ましょう

僕も、いまだに失敗をするのはこのにじみです

一番ショックなのは、はみ出していないのに

うまく描けたとホッとしていると

少したってからじわじわとはみ出してくることがあるからです

ですのでなるべく広いスペースのしかも真ん中あたりから書きだし

少しぐらいはみ出しても大丈夫なくらいの気持ちで

思いっきり絵具の付いた筆を走らせてみてください

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そして少しの間、しばし待ちましょう

水分が描いた周りににじんできます

透明の水分だけではなく色も一緒ににじみだします

もしにじまなければOK,にじんだら書き方を調整しましょう

調整の仕方は色々あります

次回の投稿は、絵具の調整方法の話からはじめますね

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