服のセンスは食のセンスと似ている
「ご自分で喰ってみて美味かったらそこにブランドを求めない」
山本一力が吠えた
しかも尊敬する池波正太郎のことを尊敬のまなざしで表現した言葉ならばこその少し滑稽な言い回しだ
ご自分で食ってみて
この言い方が面白すぎるので使わせてもらった
しかし言葉の意味するところは実に的を突いている
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ファッションにおけるブランド志向の愚かさをそのまま表現している言葉だからである
人から好かれたいがために服を選び
人から共感を得たいがために服を着る
こんな愚かなことはない
人に共感されたい
人に共感されるものを着たい
これって一番お洒落からかけ離れた行為だからである
他人目線を意識して着る服を決め
自分目線は後回し
なんか彼女に好かれたいからオシャレをする
周囲にに好感を振りまいてる
日本人の典型的なサラリーマン根性バチバチですね
こんなことでは自分が何処にいて
自分が何のためにあるのかまったくわからない
自分がそこにいないじゃないじゃないですか
何の為にオシャレがしたいのか
自分が満足するため
今の自分より1秒後の自分のほうがカッコいい
それを目指すのがお洒落であり
1秒後に誰かに見られたいから
1秒後に合う人にホメられたいから
そんな思いも入っていることでしょう
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僕は全面否定はしない
それでいいんだともいえる
そのぐらいの欲がなくては
お洒落なんてできない
そのくらいのスケベ心がなかったら
お洒落に何てなれはしない
しかしオシャレのためにやることは
そのためにやるべきことは
人から共感される
他人に共感される
そんな自分を作ることではないのですね
自分だから似合うと自分だから着こなしていると
そんな気持ちに成り切ることが大切であり
そこに他人の目や
そこに人の共感を意識したファッション入らない
人から共感を得るということは
人から俺と同じだ
人から俺と似ている
そんなふうに思われることではない
自分だけしかできないファッションをして
それを人が見た時に
すげー!俺にはありえないがなんかありカモ!
そんな目線で人が見るような
そんな自分を人に自分を見せるんだ
人からそんなふうに見られた時にこそ
自分が独自の個性で人にアッていわせる時だ
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だって人が美味いッて言ったものを自分が喰って
不味いって思ったらそれを好んで食べます?
どんなに有名な老舗のものでも
自分が不味いって感じたら喰わないでしょう
近所にあるノーブランドのおいしい食い物のほうがよっぽどいいでしょう
自分が美味いッて思うものを着ましょうよ
それがあなたに一番似合うモノだから
たまたま美味いッて思った服が
たまたま美味いって思った食い物が
ブランド物だったらそれもしかり、、、、、、
それにしてもいいな~
喰うッて言い方
食うじゃつまらない
喰うじゃ味気ない
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