多摩川の河川敷には色々な昆虫がいます
中でも昆虫の王さま!トノサマバッタはカッコいいので子供のころからのあこがれでした
今回、子供のトノサマバッタを見つけることができましたので飼ってみたいと思います
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7月の多摩川の河川敷は除草前
夏の河川敷は草刈りの前と後ではまったく様相が違ってしまいます
7月にはバッタなどの昆虫が卵からかえり幼虫になり飛び跳ねています
やがて草むらも生い茂り草ぼうぼうになると公務員や公務員にやとわれた人々が雑草を刈りだします
もちろん必要なことなのはわかっていますのでしかたがないことなのですが
昆虫たちにとっては生死を分かつ緊急事態なのです
僕は草刈りの前にまだ成長しきっていない殿さまバッタを捕まえることになりました
そして数日たって同じ場所に行ってみると成長した成虫の殿さまバッタが飛び回る姿を目撃しました
成虫した殿さまバッタは草むらをかき分けて歩いて行くと敏感に反応して飛び回ります
一度飛んだ殿さまバッタはほかの種類のバッタと比べて飛距離が違います
20メートルや30メートルは一っ跳びしますので捕まえるのが大変です
やっとの思いで先日捕まえた子どもの殿さまバッタと大人の殿さまバッタ2匹を捕まえることができました
合計で8匹です
これがかわいい子どもの殿さまバッタ
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8月の多摩川の河川敷は除草後
さて8月に入り成長した大人の殿さまバッタを捕まえることができました
しかし
その翌日、同じ場所に行くと綺麗に刈り取られた草むらと共に
殿さまバッタは綺麗にいなくなっていました
昨日(8月のある日)が最後の殿さまバッタのいた草むらだったわけです
殿さまバッタだけではありません
昨日まで草むらにいた色々な虫たちはすべて姿を消していました
8匹の殿さまバッタは大切な生き残りとして僕の家に引っ越してきたわけです
動画にしてみました
さて気を取り直して
捕まえた殿さまバッタの話にもどしましょう
動画にあるように羽が生えそろっている成虫が2匹
まだ体も小さく羽が生えそろっていないトノサマバッタが6匹
元気よく飛び回っています
実際には子供のバッタは羽がないので跳ね回るのですが(笑)
脚力が強いトノサマバッタはしっかりと蓋をしておかないと脱走します
何度か部屋の中で逃げられてしまいましたがとうとう一匹は行方不明になりおそらく外に脱走してしまったようです
コオロギならば逃げられてもいずれどこかから出てくるのですが(笑)
イネ科の植物を毎日与えておりますので
餌やりの時に気を付けないとやられます(笑)
子供のバッタは何度か脱皮を繰り返しやがて成虫と同じ羽を付けます
脱皮したトノサマバッタはとても綺麗な黄緑色になります
トノサマバッタと全く同じ形の茶色のバッタもいますが
クソバッタとか言われてかわいそうにあまり人気がありません(笑)
トノサマバッタの抜け殻は半透明の薄いベージュ色で形のまま抜け出しますのでとてもかわいいです
やがて脱皮を何度か繰り返すと小ぶりな成虫と同じ羽が生えそろいます
トノサマバッタはコオロギと違いわかりやすい卵管がないみたいで
オスとメスの見分け方が難しいですが
ここに図説をしたサイトがありましたので貼っておきます
http://www.furekon.jp/pdfs/manual/04.pdf
動画もありましたのでもっと詳しく知りたい方はこれをどうぞ↓
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005301579_00000
いずれにしても身体のサイズが大きくてカッコいいのはメスです
オスはひとまわり小さいですね
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9月の多摩川の様子とバッタの成長
さて今回トカゲの餌を捕りに出かけたついでに思いがけなくトノサマバッタを捕まえることができました
せっかくなのでトノサマバッタだけはインドシナウォータードラゴンや二ホントカゲの生餌のせずに子供を孵してみたくなりました
同じように捕らえたキリギリスとナガコガネグモは産卵に成功しましたので
別記事に書きました
しかしトノサマバッタはこれから産卵するようですので
これからの様子を見守っていきたいと思います
今では6匹のトノサマバッタがすべて成長しています
成虫になったバッタは交尾もしていますのでこれからも記事の続きを書いていきますね
産卵のために飼育ケージも大きいものを作りました
こんなものになりました
詳しくは動画をご覧ください
昆虫&爬虫類ケージを作ってみた
爬虫類&昆虫ケージを自作で作ってみた2
殿さまバッタを飼ってみたカッコイイ昆虫の王様
ベランダなどの日向に出すと日光浴ができる直射日光に集まります
殿さまバッタの餌と日向ぼっこ
最後に9月の半ば過ぎに多摩川を散策してみました
8月の除草で刈り取られたイネ科の植物も場所のよって50cmから1mほどまで伸びていました
僕が行った場所は大田区です
少し上流まで自転車で散策してみると最近除草されたらしい場所にたどり着きました
8月に行った除草は9月にもう一度草取りをするみたいです
地中に生き残った卵たちは春が来ればまた生まれてくるのでしょうが
今生きていた昆虫たちや爬虫類などの小動物たちはみんな行き場を失ってしまい
命を落とすことになるのです
人が管理している多摩川の河川敷ですので
いたしかたがないことですが
何か大切なモノを徐々に失ってしまうような不安な感覚に襲われます
これから秋も深まりやがて寒い冬が来ます
せめて今だけでも平和な昆虫の楽園でいてほしいものです
大好きな多摩川愛の強いただのオヤジのたわごとですが、、、、、、
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