「気にも留めてなかったけどみんなせかせかしてるそんなに急ぐ用があるのかしら」大草原の小さな家より

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大草原の小さな家

大草原の小さな家の中でローラのお母さんが言った言葉 一家に子供が生まれました 生まれてすぐに病に侵されて死んでゆく男の子の赤ちゃん 母親が病院の中で赤ちゃんの死を待っている最中に ふと窓の外を眺め この言葉を口にする 「気にも留めてなかったけどみんなせかせかしてるそんなに急ぐ用があるのかしら」 世間はまるで何事もなかったかのように いつものように動いている 時間のなすがままに、、、、、、、、、

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こんな時 あなたがもしこの子供を亡くした母親の立場であったら こんなことを考えるのではないでしょうか 僕はこの回の この物語のストーリーは全く覚えていませんでした ストーリーはともかくこの言葉を覚えていた そして 「ローラの祈り」 というタイトルの2時間スペシャルの日本での初回放送はいつだったのか 調べてみると

 

NHK総合テレビジョンで1975年から1982年にかけて放送され その中の13話と14話で前後編になっていました 日本での放送は1975年の10月 今から44年も前ではないか 僕は記憶していた 母親の言葉だけを 世間の人たちは何をそんなに急いでいるの そんなようなニュアンスの言葉として、、、、、、 もっと言うと 人々よ あなたたちはそんなに急いで生きていて 馬鹿じゃないの もっともっと大切なことがあるでしょ つまらないものごとに振り回されて もっと大事なものを見つめて生きなさいよ 僕はこのように受け取り そしてこのことにとても感銘したのだ だから40年以上前の事だが とてもよく印象に残っていて とてもじゃないが忘れることができなかったのでしょう

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もちろん誰でも自分の子供が死んでしまえば悲しい 当たり前のことかもしれない しかし 今の社会 (今の社会とはこの最近何世紀かの資本主義の社会の事だが) あまりにも欲得の世界でみんなが生きていて 人間が生きる上で 本当に必要なものを忘れていないか 何をそんなに急いでいる 何をそんなに気にしている もっともっと大切な もっともっとゆっくりと考えて もっともっとゆっくりと感じて もっともっと気にしなければいけない そんな大切なものがあるでしょ 人として生きているのであれば、、、、、、 こんなことをローラのお母さんはこのドラマの中で言っているのです

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