二ホントカゲは可愛い!
飼ってみないとわからない良さがある
1年間飼ってみるといろいろなことな起きる
生餌のコオロギやミルワームも飼育することになるし
トカゲは人に媚びない
決して人に媚びないしなれない
しかし見ているだけで愛着がわくのだ
しかも見ることも大変だ
出てこない!
視界に!
人の視界に露出し過ぎるような環境では二ホントカゲのストレスになる
だから一日に数時間しかお目見えしない
しかしその間のしぐさを楽しみたい
日向ぼっこ
エサ取り
決して派手ではないそのしぐさに惚れてしまう
二ホントカゲを1年間飼ってみて小学校の時の夏休みの自由研究を思いだしてしまった
昔の思い出
二ホントカゲは二ホンカナヘビと同様に子供のころから慣れ親しんだ存在である、昆虫や小動物が好きな子どもであれば一度は捕まえたり飼ったりした記憶があるだろう、あなたの年齢が何歳であっても、僕もそんな経験をした、東京に住みながらも家の近所の空き地や草むらなどで二ホントカゲとカナヘビをよく捕まえたものだ、そのころの東京ではカナヘビのほうが数がいて二ホントカゲはニッチな存在で僕ら子供たちは銀トカゲと呼んで捕まえるとちょっとは英雄気ぶんで仲間の中でもいちもく置かれたものだった、そんな僕が今年(2016年)の夏に趣味のチャリツーリングの途中、自宅の大田区から多摩川を渡り神奈川県の緑の多い街道沿いで二ホントカゲを捕獲したのだ、夏場の緑のある街道沿いはたまにトカゲ類の爬虫類が道路わきで日向ぼっこをしていることがある、そんな時チャリを止めてそっと近づき捕まえようとするのだがなかなか捕まるものではない、しかしこの時ばかりは周りの草むらに逃げ込む直前に捕獲することができたのである、あまり無理やりに捕まえるとトカゲの個体を傷めつけるし、しっぽをちぎって逃げることがあるので、後ろ足よりしっぽ側をを掴むのはご法度である、手のひらを丸めてそっとトカゲ全体にかぶせるように捕まえるのがトカゲの捕獲のコツである、とらえた瞬間、僕は思わず「やった~!」と一人で呟いてしまった、それほど感激した、感激というより、勝ったって感じかも、、、、何だか子どものころを思いだして一人で感激してしまったのだ、そんな二ホントカゲを持ちかえって飼うことにしたのである、今までにも何度か記事にしているので過去記事はここから見てほしいのですが、今日は僕のトカゲの観察日記として月ごとの経過を書いてみたいと思う
今までの記事はここです
http://decodolphin.net/tag/nihontokage/
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2016年8月に二ホントカゲを捕獲
大田区の自宅から多摩川を渡り川崎市に入る、多摩川は東西の方向に流れる川なので太平洋側の東京都は西へ向かうと海から遠ざかり多摩川の上流へと行くことになるのだ、この日僕は多摩川から少し離れて走ろうと思い川崎側の街道を走った、行き帰り同じ道を走ることはなるべく避けて走る僕のチャリツーリングは今日もこのように始まった
尻手黒川街道を少し走りだし気分にまかせてこのまま行くことにする
小一時間走ると緑が増えてくるそして街道沿い草むらに入ろうとしている日本トカゲを捕獲する
亜成体という大きさの二ホントカゲは人間で言うと中学生位の大人になりかけの個体だった
背中全体が縞を残した状態で色がまだ黒っぽい子どもから大人になりつつあり色である
8月の飼育と観察
今年生まれたトカゲなのか去年生まれたトカゲなのか
僕の知識ではわからないが
背中の縞の入り方と艶のある黒みがかった色は
間違いなく亜成体だ
おそらく人間で言うと中高生
このくらいに成長しているトカゲは
生餌(生きている昆虫など)であれば食べるはずだ
甲羅の硬い昆虫やトカゲの頭より大きいものは食べないらしいが
食べるもの
僕は捕まえた帰りがけにペットショップを探して
- コオロギの小さいサイズを30匹 (店のよって違うが一匹15円~30円程度)
- ミルワーム(おとなはごみ虫みたいな米つきバッタみたいな虫)を1ケース(約100匹で150円程)
- それにトカゲを自宅まで運ぶ虫かご (何でもいい)
これらを購入して家路につく
ミルワーム(100匹程度入ってる)
家に着くなり捕らえた二ホントカゲを大きめの飼育ケースに入れる
以前キリギリスを飼っていた飼育ケースがあったので速やかにトカゲを入れ替えて
さらに餌を与える
まずはコオロギだがこれは入れ食い状態ですぐに捕まえて
パクパク食べる
とにかく、生きたエサしか食べない
定番の食べ物は小さめのコオロギとミルワーム
子供のコオロギはペットショップで購入しないと捕獲は困難でしょう
ミルワームはケースで販売しているので気軽に購入できる
このミルワームというものはゴミ虫に似た昆虫の幼虫で
何もしなくていいので気楽に保管できる
ほっておくと成虫になってしまうが
逃げることもなく気持ち悪くもないので気楽ですね
後に飼育して増やすことになりますが、、、、
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まずはトカゲの飼育準備動画から
日本トカゲの捕獲!飼う準備と餌のあげ方ペットの観察スタート
記事はここです↓
http://decodolphin.net/tokage/
日本トカゲの飼い方2餌と住まい夏休みの自由研究アイデア満載
時にはこんなしぐさも
トカゲの餌やりで謎の4本足高速スピン!必死のしぐさが可愛い
飼い始めて一週間ほどです
二ホントカゲの観察起床から就寝まで捕食と休憩17分間ノーカット
9月~10月までの飼育と冬支度
この時期はいろいろなことをしてみた
http://decodolphin.net/tokage-2/
ここに詳しく書いてあるが
まずは餌
コオロギやミルワームを別に飼いながら
何度か購入しているができれば繁殖させていので
コオロギとミルワームを育てることにする
最初の引越し
まずはコオロギとミルワーム
別の飼育ケースを準備して分けて飼う
コオロギは少し大きくなるとミルワームをぼりぼり食べちゃうから
トカゲも大き目な飼育ケースに移してあげる
30cmx60cm高さが45cmのサイズの水槽に木枠に金網の蓋を作り
中には土を敷いた容器と素焼きの植木鉢をさかさまにした隠れ家
水の容器など
後にこのトカゲ用のケースもこおろぎに占領されてしまい
トカゲくんはもっとゴージャスな住まいを得ることになるが、、、
冬支度
このころから徐々にいろいろ考えていかなくてはいけないそうだ冬支度
トカゲの飼育の基本は
餌と水
保温
紫外線(日光浴)
隠れ家(潜れる住みか日陰など)
これさえそろってれば基本は大丈夫ですね
暖房設備も準備
そして必需品は紫外線ランプ
この辺は詳しい記事を下にリンクしてあります
とにかく9月以降もトカゲを飼うことに決めたので
いろいろ準備と対策で忙しい時期でした
自然で暮らす二ホントカゲは冬眠しますが
飼育する場合は冬眠中の環境によっては死んでしまう可能性があるので
起きたまま(冬眠させずに)越冬(えっとう)させます
餌を与えながら
そしてやがて生餌として飼いだしたコオロギとミルワームも
立派なペットとなってゆくのだが、、、、
今の段階ではそんなことは知る由もないのだ
二ホントカゲの冬支度の準備始める保温と紫外線対策
二ホントカゲの脱皮と変色1ッカ月でこんなに色が変わった
トカゲが全然餌食べない!大丈夫かな?
第二次トカゲの引越し
この時期一番考えなくてはいけないことはトカゲの生死だ
僕にとっての二ホントカゲの飼育は
初めての越冬を迎える時期
しかも野生のニホントカゲは日本列島では冬眠するのが常である
たまたま人間に捕まってしまったために
日本の寒い冬を生きて過ごさなければいけない
そんなトカゲの身になってみれば
やはり慎重に対処しなければいけないのだ
だから冬でも過ごせる住みかを作ることにした
この記事に詳しく書いてある
http://decodolphin.net/tokage-3/
こんな感じの二階建ての住みかにしてみました
暖房は床暖房と天井暖房の両方です
基本的には床は板張りにして
1階2回共に潜れるように土の容器を設置する
コオロギも自由に動きまわれるようにするためと
コオロギの捕獲がしやすいようにしたのだ
トカゲはというと
おそらく寒くなったために食欲もないのであろう
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11月~1月見た目は食べていない
この時期(11月~1月)に行ったこと
- トカゲの終身住みかの構築(冬対策全般)
- コオロギとミルワームの育成(餌の確保)
第三次お引越しで終身住まい完成
制作過程の写真です
アート感覚満載の思いっきり遊んだトカゲハウスを制作しました
アートなテラリウムがトカゲの飼育ケースを幻想的なロジャーディーンの世界に
幻想テラリウムはロジャーディーンに捧げる日本トカゲのための理想郷
僕の経験上
同じ爬虫類のカメは気温が20℃を下回ると
徐々に食欲が無くなるのである
まさに変温動物の生態であろう
与えるのではなく食べたいときに自由に食べる環境にしたかったのだ
この日本トカゲがこの時期に餌を食べなくなるのは
当たり前
しかし
食べてくれ~~~~~
食べないと死んでしまうぞ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ッてな心境で
見守っておりました次第です
だが
全然食べない!!
少なくとも
僕が朝から昼にかけて
飼育ケースを見守っている間中
起きてはくるが餌は食べない
そんな状態が2月の末まで続いていました
そんな中でも冬を生き伸びて欲しいという期待を込めて
全力投球でトカゲハウスの制作をしました
その間の記事もここにあります
http://decodolphin.net/tag/nihontokage/
ここでちょっと話しを変えて
生餌の飼育
ここでちょっと二ホントカゲの生餌であるコオロギとミルワームの話をします
最初はペットショップで購入していましたが飼育が簡単なので
できる方は是非参考にして下さい
詳しく話した位が長くなるのでそれぞれ別記事にしました
ここでは簡単な説明とリンクを貼っておきます
ミルワームの飼育
ミルワームは常にどんな環境でも育つ
余ってしまったりトカゲなどが捕食しない時期は
冷蔵庫で保管しても大丈夫で
成長を止めて保存できる
もちろん死なない
凄い生命力である
しかも成長過程は可愛いので
別記事にまとめることにしました
http://decodolphin.net/tokage-6/
コオロギの成長と出産
この間に生餌として育てているコオロギが出産した
コオロギの話は別記事でまとめるが
トカゲの生餌であるコオロギは非常に繁殖力があり
しかも育て方が簡単である
この時期トカゲと共に飼うことになった生餌のトカゲやミルワームも
成長を遂げ子どもを生み生き永らえてゆく
後に子どもがかえるシーンの撮影も成功したので
是非ご覧ください
http://decodolphin.net/tokage-7/
さていよいよ春を迎えます
3~4月の春を迎えたトカゲ
このころびっくりする出来事が起きていた
というよりも以前からやっていたことなのかもしれないが
見てしまったのだ
何をって、、、、石喰った<<<<<<
がりがりバリバリ幾つも食ってる
こんなことネットでも誰も書いて無いですヨ
二ホントカゲが石喰った★こんなの初めて促進?カルシウム不足?
この頃からトカゲの動きの変化が生じてきた
冬の間も朝から行動を開始して一日に数時間は
土に中から出てきて歩きまわり日向ぼっこをして過ごしていたのだが
この頃からようやくミルワームを食べだしてきた
容器に入れたミルワームがいなくなっていたのである
逃げだした可能性のあるのだが食べたと信じたい
さらに3回に1回ほど割りばしであげていたミルワームを
奪い取るようにして食べだしたのである
一度食べると5~6匹は立て続けに食べる
こんなふうにして春を迎えるんだなって
つくづく思ってしまう
やはりトカゲにとっては
冬は冬
春は春
そんな本能的な季節の過ごし方があるのかもしれない
さてその間にもトカゲの生餌のコオロギとミルワームもどんどん繁殖しています
トカゲがたらふく食べてもまったく困らないだけの
コオロギとミルワームは常に生まれてきては成長していきます
5月~6月の作業
この時期になると気温もだいぶ温かく感じる季節になってきます
しかし寒い冬から季節が変わる春は
暑い季節から季節が変わる秋に比べ
以外と気温が低いのです
100円ショップでも購入できる温度計や湿度計があると便利ですね
飼育ケース内の気温が部屋の中と違いますのでますので
ケース内に設置しておくと便利です
変温動物のトカゲ(爬虫類全般)は環境が20℃以下になると体の動きが鈍くなり餌を食べなくなります
特にこの季節は気温が20℃前後というトカゲにとっての
生活の境目的な季節になるので
20℃を上回る気温の時には
暖房器具(トカゲ用の)を切るなどの調整をした方がいいでしょう
サーモで温度調節ができている器具でも電気代の節約になりますので
こまめに気を使ってあげてください
そしてトカゲはというと、一番過ごしやすい季節なのかとにかくマイペース
元々飼い主のことなんかは全く考えていない上に
好きな時にしか姿すら見せない偏屈もので
アッそうそう、そういえば記事には書いていなかったんですが
僕はこの二ホントカゲにニックネームをつけました
ドロンです
今いたかと思えばすぐに消えてしまい何日も姿を見せない時もある
そんな生活態度を見ていて思い付いたのがこの名前
すぐにドロンと消えるのでドロンです
僕はアランドロンも好きなのでね(ちょっと古いですがネ)
さていよいよ7月から8月になりましてかれこれまる一年がたちますね
7月~8月
この頃になると餌のコオロギも頻繁に活動して
約30匹の雄雌の成虫から何度も卵から子供が孵りました
別記事で書いたように豆粒のような子供を確認したら
土の入ったトレイを何度も入れ替えて
見る見る間に1000匹以上の豆粒が動きまわる始末
二ホントカゲは1匹だけなのに餌がこのままでは氾濫してしまいます
大きめのコオロギだと1日に2~3匹食べれば良い方でしょう
食べない日もあるし
ミルワームもどんどん増えるし
ある意味嬉しい悲鳴なのですが
生餌を食べてくれるトカゲをもっと飼いたくなってしまいますね
レオパでも飼おうと真剣に考えています
でも1匹トカゲが増えてもあまり意味がないかもですが(笑)
二ホントカゲを捕まえるのはなかなかチャンスがないと難しいので
いっそペットショップで気に入った個体を買って来たほうが早いし
もっといろいろなトカゲのペットの欲しいなと
そんなことを試行錯誤しています
1年飼ってみて二ホントカゲの生態を肌で感じた上での心境の変化ですね
道端でこの二ホントカゲと出逢わなかったらこんな生活もありえませんでした
コオロギとミルワームだけでも溢れるばかりの数を飼う何てね
やはり生きものはいいですね
もちろんいろいろ試行錯誤をして飼うことも含めての楽しみですが
またこの続きを書きます