ファッションと美容と住宅|トヨタになれなかったカネボウ

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デコドルフィンの作品が買える店
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花形産業の紡績

数年前に破綻(破綻)したカネボウが歩んだ華麗なる企業遍歴の最初の姿はテキスタイルを日本の繊維産業の花形にしたプリントアートだった、テキスタイルの雑学第二弾ですが今日は少し業界全般の話になります

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たまたまこの動画を撮影した2014年にカネボウ化粧品のある事件があった、カネボウはその数年前にすでに破たんしている、過去一世風靡した日本のトップ産業だった繊維産業その中で業界を引っ張った来た紡績は、様々な業界で活躍する、ある意味マルチ産業に手を出している。カネボウは美容に旭化成はヘーベル住宅を作り、その他あらゆる紡績会社が変貌を遂げているが繊維の基本は変わらずにそのままの形態で動いている、なぜならばそれほど繊維業界の各分野ごとの仕事は細分化された手を出せない世界だからだまずは動画を見て大枠をつかんでほしい↓

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花形紡績から化粧品|ファッションと美容の基本の違い

トヨタは自動車産業で世界に君臨し続けるが、自動車産業の前から日本を圧倒した紡績はなぜアメーバになり違う仕事をしているのだ、繊維産業は今の日本では世界でも認められているのに、ファッション業界を仕切れない紡績は何をしてるのか

紡績がすべてを握れない理由と選んだ道

企業は常にカタチを変えて生き延びている、その中でもファッション業界の図式は他の業界と比べて異質だ

たとえば自動車産業は、化粧品産業は、と並べてみるとトップのメーカーが末端の工場の経営までしている。直属か、外注か、などなど細かいことは置いといてメーカーの独自ノウハウで組織化されて作業している

つまりメーカーという親分が頭脳になってその頭脳が発した内容でもの作りをしているのだ

しかし繊維産業はおそらくよっぽどのメーカーが現れない限りこのような企業形態、いや業界形態をとることは不可能である

紡績の歩んだ道

紡績が、繊維(ファッション)以外に仕事を移したのはそこにある、ここでのファッションとはインテリアなども含むことにしますが、、、、

これは仮に末端の現場が染工所(染屋さん)としよう、この染工所は日本国内で何軒もありその一軒一軒の持つノウハウは紡績などのメーカーが管理しきれないのだ、管理しきれないのではなくメーカー発信のノウハウを開発できないのである、なぜなら直属の現場ではないからだ。染工所だけではない動画で詳しく説明しているが、一つの製品を作るのに一つの紡績が管理できるような単純な作業ではないのだ、それが繊維産業の実態、染めた糸は織屋さんに持っていざ織物にする織物は裁断して縫製工場へ裁断して縫製工場へ生地がいく段階では今度はもう一人の別の巨匠の配下のなる

この段階ですでに紡績は死んでいる!!!!

なぜならここからは、もう一人の巨匠であるアパレルがメーカーとして支配を始めるのだ

紡績が繊維産業を支配できず、しかも原材料や糸の供給がメインの仕事でありここから脱出できない理由はハードとソフトが一体化出来ないからである、そこにはソフトを売りにするもう一つのメーカー的存在のブランドを支配するアパレルメーカーがあるからである

ソフトまでかかわることのできる業界にシフトする、つまり他の業界に本業を、またはデビジョンを移行したのが紡績各社なのだ

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二大巨匠ともう一つの巨匠である売り場のからみ

これらの流通形態は繊維業界が持つ独自のものでありその複雑さを物語っている

美容業界は生産まではすべてメーカーの頭脳で行っている、それはハードとソフトが一体化しているからできるのである、住宅業界もしかり

車産業というと販売店まですべて傘下だ、すべてが一体化した図式のもろさもあるかもしれない、親分がコケたらみなコケる

繊維産業はそんなことはないのだここまで分散化した産業がなせる業だから、がしかし昔のレナウン今で言うとユニクロのように巨大化したメーカーはある意味製造現場まで握っている、しかも今では販売店まで直営化しなければ確実なマーケティングができずに売り上げを伸ばすことが難しくなっているみたいだ

百貨店を含む販売店はこれからますますブランド化が始まり価格オリジナル性を強化した物作りが必要とされる傾向にある、繊維業界に限らずだが、、、、

グローバル化が最後までできないのが繊維

繊維産業は一つの組織で1から10まで行うことは不可能である

それを拒んでいるのがテキスタイルだといえる、それだけテキスタイルは奥が深い

しかもファッションにはセンスを必要とするこれにはオリジナルの個性あるノウハウが必要

一時製品と二次製品のギャップがこれほどある業界はほかには無い

まとめ

今日の話は、口調が硬くなってしまってスミマセン!!

なんか業界の存続にかかわる話みたいでこんな話におチャラケ口調が使えずに少しまじめになりました次回からはもっとカジュアルにいきましょう

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