60年代を今を大切に突っ走った
そんな人がいたから70年代はあんなにも魅力的な時代になったのだ
安井かずみはそんな60年代のカリスマである
「一つの歌は一つの年代のあらわれとしるしであると思うから、だから私は過去の歌を書きたくないし未来の歌も書けないと思う今、今日、作詩するのは、今、今日私がこの世に生きている証拠の産物であって欲しい、と願う」
「空に一番近い悲しみ」より
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形のない物
大切であり無限に沢山あるもの
それは
形のない物
であると僕は思う
魂や心や愛、性(さが)、怒り、悲しみ,思いやり,喜び,自慢,憤り
まだまだきりがない
それらの形のないものが
人の数だけ世の中にはある
そして「今」思ったことが一番大切であり
過去や未来は「今」思ったことにより塗り変えられてゆく
今しかできないこと
それは過去や未来をも変える力があるのだ
安井かずみの表現した今は
その時代の人々の今の思いを代弁したのか
いや
本人の安井かずみは自分を素直に生きただけだったかもしれない
結果として大きな時代の変化を作ったことになるのだが、、、
大切なものは形のある物ではなく
大切なものは形のないものである
人の心を動かすのは
形のないもの
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たとえばアート
キャンバスに昔四角の縁の制約があったように
作詞にも歌のメロディーの長さの制約がある
でもキャンバスに視覚的なイメージスペースが無限であるように
歌もそれを聞いた時その人なりの果てしないイメージの広がりは自由で限りない
私はそんな歌を書きたいといつも思って努力している
「空にいちばん近い悲しみ」より
アートには無限に広がる想像力がある
たとえキャンバスの大きさに限りがあっても
そこに描かれているものは限りなく広がる大きさがある
それが音楽であっても同じこと
曲の長さが決まっていても
そこに存在するメロディと詩には限りない広がりがあるのだ
色々なアート活動を行いつづけた安井かずみ
とくに作詩
彼女の数々の詩の中には途方もない広がりがある
今の歌を今の人に捧げたそれらの詩は
時間を超えた今も広がり続ける
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70年代に引き継ぐ60年代
僕は1950年代の生まれです
1970年代は僕の青春時代であり
夢の時代でした
そのあこがれの70年代を素敵な時代にしてくれたのは
安井かずみやその他の色々な60年代に活躍した人たちです
彼らは戦後の暗く規制された時代を
解放された夢の時代にする為にいたのです
60年代にアクションを起こした人たちはその先駆けとして存在したと思います
だから僕はこの時代がいつまでもみんなに語り告がれますようにという
そんな希望と
そんな願いを込めて
これからも書き続けます
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