センスは磨いても光らない
光るどころかすり減って小さくなってやがて腐ってしまう
そんな人生を送らないためにやるべきことがある
自分の原石を手のひらに載せて磨いている
そんなことをしていても
何も変わりはしない
すべては外に出て自分で体験することから始まる
すべては自分で手を動かし足を使い耳をすまし鼻で嗅ぎ口で食べ舌で舐め目で見る
そして心で感じる
センスを磨くことはここから始まる
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センスを磨けない人
本を読んでいても芥川賞作家にはなれない
直ぐに書け、直ぐにキーボードをたたけ
ファッション雑誌を愛読しても一流のスタイリストにはなれない
直ぐに実物に触れろ
新聞を読んでも政治家にはなれない
知識はいらない、真の政治家は人の下に立つ
作家でもスタイリストでも政治家でも
良質の人格はすべてセンスを磨いた結果である
はじめから優れた原石は存在しない
はじめはどれも小さな小さなゴマ粒の様な原石だ
家にこもって本を読み新聞を読みテレビやパソコンを眺めていても
ゴマ粒は大きくならない
頭でっかちの脂肪太りの張りぼて人間に成るだけだ
水に浸してふやけたゴマは頭のふやけた政治家になる
ゴマを紙切れで包んで大きくしたら要領のいいスタイリストができ上がる
ゴマ粒を大きな原石にして
その原石を輝くダイヤモンドにするのは
浮世の世間の自分の外側にある世の中の出来事だ
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センスの磨き方まずやること
世の中にある物を見て
野外の空気を吸って
いろいろな匂いを嗅ぎ
いろいろな物を触り
いろいろな音を聞き
いろいろな声を聞き
色々なものを食べ
いろいろな物に心が動かされた時
心がぶれる
考え悩みいろいろなことに触れて自分の考え方を自分の行動を
自分のやり方を自分の心を確認する
今までの自分の今の自分と何が違うのか
悩んで考えてもういち度確かめる
世間を心で感じた今の自分の考え方を
その時初めて
大きな原石が作られる
ぶれてぶれてぶれまくった結果
大きく成長している原石がそこにある
そして
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センスの磨き方次にやること
いろいろな物に心が傷つき
いろいろな物に心が感激して
いろいろな物に心が動かされ
いろいろな物に心が動揺して
いろいろな物に心が揺らぎ
いろいろな物に心が涙して
いろいろな物に心が膨らんで
その時に初めて
大きな原石が磨かれる
ぶれまくってでき上がった大きな原石が
いろいろな感情にぶち当たって悩み成長した中身にある
重量を伴った中身にいろいろなモノが詰まった原石が
磨かれるとき
自分の意志で自分の思考で
いろいろなモノが詰まっている原石をそぎ落とすんだ
自分の思考に関係のない
大きな原石にへばりついている余計なものを
すべてそぎ落とすんだ
その後に残ったもの
その後に自分の意志の塊が
オリジナルの自分だけの硬く詰まった塊が
その時生まれる
そしてそれが輝きだす
ダイヤモンドが作られる瞬間だ
そのダイヤモンドのことを
磨かれたセンスという
磨かれたセンス
そのダイヤモンドのように磨かれたセンスは
その時点で心から魂に成長する
心はいろいろな物に悩み
心はいろいろな物に惑わされる
しかし魂になったセンスは
このようにして作られたセンスは
決して惑わされることはない
魂は揺らがない
一生、死ぬまでそのまま変わらぬ良質のセンスとして
あなたと共に生き続けるのだ
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