忍者のようなキリギリスを忍びのように気配を隠し捕まえてオスとメスを飼ってみた

目次
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キリギリスは忍者だ

キリギリスを捕まえるのはむずかしい

多摩川でツーリングしたり生き物を探すのが趣味(60歳になっても(笑))の僕は

7月から8月の季節になるとキリギリスの鳴き声を聞くと

やたらと闘争心が芽生えてきてついついキリギリスの捕獲をしたくなる

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キリギリスの捕まえ方

キリギリスはオスのほうが捕まえるのが簡単です

なぜならば鳴き声が唯一の捕獲のきっかけになるからです

とはいってもそん所そこいらのバッタやカマキリとは比べ物にならない捕獲の難しさ!!

オスの場合

キリギリスを捕まえるのに道具はいらない

昆虫用の虫取り網があっても邪魔になるだけで意味がない

バッタと違いキリギリスは

飛ばない

跳ねない

動かない

注意)虫かごの中のキリギリスはすごい脚力で跳ねますので逃亡注意ですよ

だからキリギリスを捕まえたければただひたすら見つけるのです

見つけるのは当たり前のことですが自分で目視することができなければ

キリギリスをとらえることはできません

しかも手を伸ばして届く範囲まで近づき目で捕らえることが初動です

キリギリスのオスは卵管がない

そのためには鳴いているオス(メスは鳴かない)をまず探して

そっと近づくことが大切です

ちょっとでも人や何かが近くにいる気配を感じただけで

キリギリスは鳴くのをやめます

そして少しでも危険を察知した瞬間に

地面に下がり身を隠します

バッタみたいに飛んだり跳ねたりしないので一瞬のうちに視界からはずれます

ここまでを順番に書きますと

  1. キリギリスの鳴き声を確認する
  2. 近くまで気付かれないようにそっと近づく
  3. 鳴き声が手の届く範囲程度まで近づいたらそのまま動かない

ここまで来たら自分の視線でキリギリスをとらえるまで動かずに我慢することが大切です

ここで少しでも人の気配を感じると二度と鳴くことはありません

自分の目でキリギリスの個体を確認するまでは自分も動いてはいけません

要は自分の気配を消すのです

忍者になることが大切です

さて忍者は相手を捕らえる時に虫捕り網を使いません

手裏剣(しゅりけん)を使いますが刺さってしまい相手を傷つけてしまいます(笑)

ですので両手を使います

個体を目がけて素早く両手をかぶせます

上からではなく草ごと両手をまわるくお椀型にして左右から合わせるようにして捕まえます

キリギリスは99%草にとまっています

イネ科の植物が多いでしょう

それほど地面の近くではなく人の腰のあたり付近にいます

もちろん草の背丈によりますが

しかし気配を感じたとたんに地面方向に素早くもぐります

もぐられた時点であきらめて次の個体を探しましょう

あとを追っても探すのは不可能に近いでしょう

もしここで網などを使いかぶせたりすくったりしてもよほど運が良くなければ網には入りません

ここまでをまとめてみましょう

  1. キリギリスを目で捕らえるまで忍者のように自分の気配を消し去り動かない
  2. キリギリスを目で捕らえたら素早くこの字に丸めた両手で左右から手を合わせるように捕まえる
  3. そっと手の中のキリギリスを掴み虫かごに入れる

手のひらに入ったキリギリスは指で掴む時に必ず抵抗して噛みつきます

これは我慢しましょう(笑)

けっこう痛いですが顎の力がすごいので

この時に放さないように気をつけましょう

ここまでの苦労が水の泡になりますので(笑)

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メスの場合

キリギリスのメスはなかなか捕まえることができません

基本的にはオスの場合と同じとらえ方でいいのですが

鳴かないメスを探し出すことが困難だからです

雄が鳴いている場所で根気よくオスを捕まえながら

たまたま草むらにいるメスを見つけることができればラッキーでしょう

しかし目で捕らえても捕まえるのはオスと同様の行動で行いますので

運が良くなければメスは捕まえることができません

今回僕は運良くメスのキリギリスの捕獲に成功しました

トカゲの餌のバッタを探している時にたまたまキリギリスのメスと遭遇したのです

キリギリスのメス卵管がある

そしてどうせならオスを捕まえて雄雌の番い(つがい)で飼ってみようと思い

同じ虫かごで飼い始めました

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キリギリスの交尾と産卵

キリギリスはバッタやコオロギのように簡単に増やすのはむずかしいらしいです

僕もコオロギを何回も産卵孵化させて育てていますが

キリギリスは1年から4年までの孵化の期間がかかるみたいで

環境や飼育条件によって違ってくるらしく

いまだに詳しい生態がわかっていないとのことです

卵を産んでから2~3年目が一番孵化しやすいとのことですが、、、、、、、

つがいで飼い始めて5日目ぐらいにメスのお尻に真っ白な泡のようなものがくっ付いていました

卵管から卵が漏れたのかと思いあわててググってみると

どうやらこれは精包(せいほう)精子を覆うカプセルのような物だということがわかりました

3週間ほどメスだけを飼っていて後からオスのキリギリスを捕まえて

つがいを初めてすぐにオスは鳴き続けメスに接触していたのは確認できましたが

交尾は確認できませんでした

しかし精包がメスにあるということは交尾をしてメスに精子が注がれたということになります

キリギリスのメスの精包

動画にしたので見てください

夏休みの自由研究はキリギリスを飼って増やしてみよう

飼育環境もつがいにしてから土をいれた容器を設置しました

キリギリスの飼育ケース2

これが飼育ケースです

イネ科の植物も入れてありますが肉食に近い雑食のキリギリスはミルワームを良く食べてくれます

黄色い器に入っているのが生餌のミルワームです

トカゲの餌として飼っているものを与えています

ちなみにミルワームを食べる驚愕シーンです

飼育ケージは30㎝x15㎝程度のサイズで高さが20cmのプラケースです

ケージの高さが高いほうがいいと思います

イネ科の植物も入りますので、、、

そして土をいれたケースにメスのキリギリスが卵を産むところを撮影することができました

★★★

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今日が2018年の8月8日です

精包が確認できてから産卵まではまだ多少時間がかかるみたいですので

状況が変わり次第続きを書くことにします

キリギリスの特徴と生態

キリギリスの特徴は何といってもその鳴き声ですね

キリギリスの鳴き声はチェッ!!ギ~~~!!(笑)オスが鳴きます

ここでちょっとだけ鳴き声を聞いてみましょう

僕が飼っているキリギリスはメスが緑色が多くオスが茶色の部分が多いのですが

雄雌ではなく茶系が強い種類と緑色が強い種類がいるみたいです

多少メスのほうが大きめでもあります

先ほどミルワームを良く食べると書きましたが草や果物も良く食べます

成虫になるまでは草食が強いみたいです

メスは産卵後に衰弱して短い命で

オスはその前にメスに食べられてしまうとか

超、怖い話ですが昆虫の世界は厳しいものです

生態は僕はまだあまり把握していないので

ここに詳しいサイトがありましたので貼っておきますね

キリギリスの生態

http://asakema.pro.tok2.com/kirigiris_4.html

キリギリスは2か月ほどの寿命だと書いてあるサイトもありますが少しでも長く生きてくれることを祈ってまた状況が進展しましたら書きます

その後とまとめ

2018年の7月にキリギリスのメスを捕まえて

その年の8月の初めにオスのキリギリスを捕まえて

2匹のキリギリスをつがいとして飼い始めました

その後

9月の初めにオスのキリギリスが鳴かなくなり段々と弱りはじめ死んでしまいました

ミルワームをコンスタントに与えていましたので共食いをすることなくオスのキリギリスは食べられずに死んだことになります

寿命でしょう

今日が9月の14日(2018年)ですが今日現在、メスのキリギリスはいまだに地面に卵を産みつける行動をたまにしています

少しの間このまま観察を続けていきたいと思います

しかし

7月に成虫で捕らえてきたメスのキリギリスもまもなく2か月になります

そろそろ寿命が近づいてくる時期です

これからの内容は卵を僕自身が育てる(管理する)内容になると思います

別記事になるかと思いますが状況を見ながら続きを書いていきたいと思います

追伸です

記事を書き終えてから間もなくのことです

2018年の9月19日につい最近まで卵を生んでいたメスのキリギリスが死んでいました

2か月以上成虫として我が家にいてくれました

これからは卵を観察していきたいと思います

色々動画も撮影しましたので是非見てください

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